少年野球の元監督が語る変わってきた野球界【いい変化の波5選!】

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野球

野球人気、人口と減ってきているものの
いまだに日本のスポーツ界の中ではトップの
経済力と影響力がある野球。

 

そんな野球の底辺である少年野球に保護者、
コーチ、監督して携わり様々なことがありました。

 

そんな今の少年野球界のいい流れをお話し
していきます。

 

少年野球の今の変化について知りたい人!
「少年野球も最近は変わってきたと言われる
けど、どういったところが変わってきた
のか知りたいな。いい変化次第では、子どもに
野球をやらせてみたいなぁ。」

 

 

・少年野球界の良い変化について知りたい人
・どのように変わっているか知りたい人
・変化について深く知りたい人
・今後の変化や見通しについて詳しく知りたい人

 

私の実体験を基にこういった疑問に答えます。

 

✔もくじ
1.変わってきた少年野球界
2.少年野球界の変化波5選!

 

 

この記事を書いている私は小学校1年生から
野球を始め、中学、高校、草野球と第一線で
20年以上のキャリアになります。

 

また、少年野球のコーチ、監督も歴任し
少年野球についての経験・実績は十分です。

 

そんな私の経験や、実体験に

基づいて解説します。

 

 

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変わってきた少年野球界

数年前の大阪の某有名チームの体罰問題が
端を発し、少年野球界の流れ、強いては野球界
の流れが大きく変わり始めました!

 

あの問題となった2018年の直後も、大会の抽選会
の場などで、絶対に手と足と強い暴言はNGです!
と再三言われたのを覚えています。

 

全日本軟式野球連盟として、火消しに相当に
苦労をされたみたいです。

 

あの事件を境に、私の周りでは一切体罰は
なくなりました。

 

以前まで、よくあった我が子には手を出す、と
いう指導者も皆無となりました。
(第三者が見ると親子と分からないため)

 

それだけ、野球界をあげてはびこっていた体罰
問題を一掃しにかかりました

 

また、指導者のライセンス制度の導入や、
体罰に次ぐ暴言の撤廃など、今はやりにくい
雰囲気になってきています!

 

だいぶクリーンな環境になっきて、野球界も
いい方向に変わりつつあります。

 

大きくは時代の流れが大きいですね。

 

 

なんで今までは厳しすぎる指導が当たり前 だったの?

そもそも日本にスポーツが入ってきた時期という
のが、富国強兵の時期で日本ではスポーツは
“強い兵士”を作ることに利用されてきました

 

楽しむ以前に、有無を言わさない強烈な指導で
心身を鍛え上げるというのが日本のスポーツの
在り方です。

 

海外はスポーツをそういった事には日本ほど
利用せず、スポーツは楽しむものという文化
もとに根付いていきました。

 

こういった時代的な背景があって、さらに野球は
一気に国民的スポーツに普及したので、こうした
軍隊的な部分が根強く残ってしまいました

 

ですので、日本に昔から普及しているバレーや、
体操などは、厳しいダークなイメージがある
と思います。

 

この負の遺産から中々抜け出せず、自分たちも
そうした指導を受けてきたので、教え方も
分からず、以前までの少年野球界となって
いました

 

 

少年野球界の変化の波5選!

少年野球界もそうした負の歴史から、
変わる為に色々なことが変わってきて
いますのでご紹介します!

 

変わってきたというより、変わらざるを
得なかったという方が正しいかもしれま
せんが、間違いなくいい変化は起きて
います

 

具体的に書くと下記の5点になります!

 

1.指導者のライセンス制度の導入
2.球数制限
3.年間試合数の努力目標設定
4.体罰の廃絶
5.活動・拘束時間の緩和

 

 

では一つずつ説明していきます!

 

 

指導者のライセンス制度の導入

2018年度より、少年野球もライセンス制度が
始まりました。これを持っていないと指導が
できないです。

 

全日本軟式野球連盟とスポーツ少年団が
一体となって、指導者のライセンス制度
を採り入ました。

 

座学を含めた研修もあり、今までのように
誰でも簡単に指導者になれなくなりました。

 

今までは資格も必要なく、良くも悪くも
誰でも指導者になれましたが、今後は
この資格を持っていないと指導者として
指導ができません。

 

ただ、ぶっちゃげ年配の方は資格を
持っていないまま監督を続けてある方も
おり、強制力まで至っていないのが
現状です。

 

 

球数制限

とううとう2年前から重い腰を上げて、厳しい
球数制限を導入しました

 

選手の体を守るために導入されたルールですが
非常に厳しいルールとなっており、効果は
あります。

 

ただ、ここまで厳しいルールを入れないと
いけなかったことが一番の問題だと思います。

 

指導者が自分自身の私利私欲のために未来
ある子どもの選手生命に影響を与える酷使が
許されていた環境が異常ですよね。

 

このルールは野球界に一石を投じました

 

 

年間試合数の努力目標設定

これも球数制限と同時に定められ、年間100
試合となりました!

 

少年野球は強豪になるほど大会も多く、
シーズン中は大会の重複も発生します。

 

それまでは試合数なども無制限でしたので、
強豪チームは年間200試合を超えるチーム
ありました。

 

私のチームで年間100試合ぐらいでした
ので200試合はちょっと想像ができません。
(100試合でも多い方だと思います)

 

ただこれも強制力が無く、努力目標
止まりとなっているのが実情です・・
(抜け道は沢山ありますからね)

 

 

体罰の廃絶

これは2018年のあの問題以降、特に厳しく
なり、ひどい場合は試合中の退場もあります

 

全日本軟式野球連盟が一番神経質になって
いるのがこの体罰問題です。

 

あの大阪の某有名チームの件があってから
火消しまでに相当労力を要したんでしょう。

 

少年野球の指導の場で体罰を行ってしまったら
一発退場(指導者クビ)というレベルまで周囲の
目が厳しくなっています

 

 

活動・拘束時間の緩和

暴力・暴言とならぶ野球界の悪しき
伝統でした。

 

どうしても野球は難しく複雑なスポーツ
でもあるので、練習時間が長くなるのは
重々承知ですが、今までは長すぎました

 

他のスポーツは時間で切るのに、野球
だけは半日とか1日とか平気でやります。
(練習が長いチームほど非効率な事が多い)

 

それがコロナもあり、必要以上の拘束
が無くなり、無理矢理にでも効率が求め
られ、良い流れになっています。

 

私も常々いらないと思っていた大会の
開会式も無くなり、活動しやすくなって
います

 

 

まとめ:少年野球の元監督が語る変わってきた野球界【いい変化の波5選!】

いかがでしたでしょうか!?

 

世の中にはなかなか伝わりにくいと思い
ますが、確実に少年野球界も良い方向に
変わってきています

 

少子化の5倍のスピードで進む野球離れ
をなんとか止めるために、少年野球界も
必死になっています。

 

そのためにも、いらない悪しき伝統は
排除しつつ、クリーンな野球界にして
野球人気の復活に繋がればと思います

 

 

というわけで、今回は以上です。

 

 

今回の記事をきっかけに、少年野球界の
変わってきた現状に少しでもご理解
いただけると幸いです。

 

 

 

 

 

 

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