日本のスポーツ界に未だに影響がある、根底にある精神とは⁉

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スポーツ

親が子どもにスポーツを習わせたいと思う中で、一つは礼儀や
上下関係を学ばせたい思いがあると思います。

緩いチームよりはしっかりしたチームが良いと思う反面、厳し
過ぎるチームは避けたい気持ちです。

なぜ、諸外国と比べて日本のスポーツは厳しい事が多いのか!?
諸外国みたいに複数のスポーツを楽しんだり、スポーツ=楽しむ
という風潮に今までなりにくかったのかを、お話します。

 

これを理解する事で今までの日本のスポーツ界の根底が見えてくる
と思います。

 

 

 

 

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スポーツとは楽しむもの!?

本来、スポーツとは気分転換をして楽しむ為に存在して
います。それが日本に伝わった明治時代には、そういった部分が
削られ、“心身を鍛える事”としてスポーツが定着しました。

富国強兵にかじを切る日本政府の方針の基に、スポーツを上手く
取り入れ、スポーツは楽しむ事から、鍛錬する事になって
いったのです。

そのままの流れで昭和に入り、スポーツの選択肢が増えるも、
どのスポーツも鍛えて、強い人間を作るという事は同じでした。

戦争という物があり、そこに対して心身共に強い兵士を養成
する場としての側面がありました。

スポーツ=強い兵士を作る場としての教え、名残が色濃く
残ってしまいました。

その中でも昔から日本で盛んだった、野球、バレー、体操など
その教えが脈々と受け継がれ、厳しく、苦しい事が当たり前
なっていきます。

そもそもが日本のスポーツ界の根底にある精神とは戦争を前提
としての話でした。
勝利至上主義もこの流れからきていると思われます。

 

全国制覇の裏には血のにじむ様な努力がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変わり始めたスポーツ界

確かに、そういった目線でスポーツを見て行くと、アップにしても
皆で並んで規律を乱さず、ランニングや体操も行われます。

欧米では日本の様に一糸乱さず足を揃えてランニングしたりする
文化が無いので、それが不思議に見えるそうです。

でも最近、そういった風潮が変わり始めています
試合に最大限のパフォーマンスを発揮するためのアップ
という考えの下、いかにリラックスさせて試合に臨めるか
というチームが増えています。

冷静に考えたら分かる事ですが、緊張状態で試合するのと、リラ
ックス状態で試合をするのではどちらが力を発揮できるかは一目
瞭然です。

しかし、今までの日本のスポーツ界ではそういった事すら、考え
もされずに、過去の指導方法が踏襲されていました。

結局、時代が変わってきて、指導者の自己満足の為ではなく、
その競技をやっている子ども達がいかに楽しめるか、といった
選手ファーストの雰囲気になってきています。

情報も沢山取れる時代となり、指導者自らが学んで今までより
良い指導方法が無いかなど考えられる時代となりました。

また、厳し過ぎたり時代に合わない指導者のいるチームには選手
も集まらなくなり、良い意味で淘汰されています。

時代の流れと情報化社会によって、閉ざされていたスポーツ界の
現場が開かれ、有無を言わせない世論の風潮もあり、強制的に
でも変わらずを得ない状況となっています。

 

 

 

 

変わった先にあるもの

今までの悪しき習慣や伝統が音を立てて崩れて行く2020年
あって、その波はスポーツ界にも良い形となって押し寄せています。

コロナ禍で今までの様な長時間練習(拘束)ができなくなったり、
適度に休みを与えたり、決して無理をさせず活動する雰囲気
なっています。

試合はもちろんの事、練習から子ども達が楽しく率先してやれる
様に各競技の指導者も新しい事を取り入れながらやっている印象
を受けます。

そういった事により、どのスポーツをするにしても、家族の
時間や、休み等、今まで犠牲にしないとできなかった事が、
そこまで犠牲にしなくても、できるようになり始めました

手軽にスポーツを習わせたい家庭にとっては非常に追い風だと
思います。

欧米の様な、気分転換に楽しむという風に日本のスポーツ界も
近づき始めています

日本に元々あった、団結心や自己犠牲心に加え、そこに楽しむと
いう気持ちが加わると益々、日本のスポーツ界は世界と対等に戦
えるようになるのではと思います。

 

 

 

 

スポーツのメリット

スポーツをする事によって、体力が向上し、運動神経も発達して
いきます。
特に、10歳~12歳のゴールデンエイジの期間には何らかの
スポーツをさせていると、とても効果的です。

また、スポーツによって普段の生活では味わえない感情を味わう
事ができ、それによって精神的にも成長する事ができます。

活動においても、学年が違う子どもと接する事も多く、同級生以外
の先輩や後輩と接する事で、コミュニケーション能力もつきます。
あとは、大切な仲間(戦友)が親子ともにできて、地域との
関わりが強まります。

あとは、子どもが試合に出場し始めると親の方が応援に力が入って
子ども以上に試合が待ち遠しくなります♪笑

大事な試合の前日などは、運動会や就学旅行の前日みたいで、
ワクワクしてしまいます。更に、試合を観戦すると気持ちが入り
様々な感情を味わえます

子どもがスポーツを始めると、大変な事もありますが、子どもの
成長の他に、親にとっても素晴らしい経験や学びがあり、与えて
くれる子どもに感謝です。

 

 

 

 

一言まとめ

何で日本のスポーツ界は厳しく、最近まで楽しんだりする事が
後回しにされてきたんだろうと思っていましたが、兵士を養成
する為、心身の鍛錬の場のスポーツというのが日本には根付いて
いました。

コロナの影響も含め、歴史が変わり始めて、少しずつではあり
ますが、良い方向に向かっています

手軽にスポーツを始めさせたいと思った家庭がどのスポーツでも
選択しやすい環境になると、スポーツの裾野が増えると感じます。

それについては競技格差がまだありますので、その格差が無く
なってくると、日本にも楽しむ文化が根付いていきそうです。

楽しむ文化が根付いた先には複数スポーツの掛け持ちに対する
認識が次の課題となりそうです。

今こそ、興味があったスポーツを始めてみましょう♪
親子で成長できるきっかけになると思います。

 

 

 

 

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