少年野球の元監督が見る最近の甲子園の傾向3点【実力伯仲の様相】

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野球

2年ぶりの夏の甲子園で今年も盛り上がりを
見せていますが、以前と比べて感じることが
あります。

 

近年はサッカーみたいに各地の差が無くなって
きていると思います。

 

そこには様々な背景があるかと思いますので
私なりに考察していきます。

 

ぜひ、最後までごらんください。

 

 

 

甲子園って昔は一部の名門の為にあるような
大会と言っても過言ではなかったけど
最近では変わってきているね。
『金足農業旋風もそうだけど、公立高校が
私立に対して引けを取らなくなってきて
いるし、一昔前より互角に渡り合えている
よね。
この辺りを自分なりに詳しく書いていこうと
思います。』

 

 

◆最近の甲子園の傾向とは
◆地方の躍進
◆名門の焦り

 

 

私の実体験を基にこういった疑問に答えます。

 

 

✔もくじ
1.最近の甲子園の傾向3点
2.これからの甲子園とは

 

 

この記事を書いている私は小学校1年生から
野球を始め、中学、高校、草野球と第一線で
20年以上のキャリアになります。

 

また、少年野球のコーチ、監督も歴任し
少年野球についての経験・実績は十分です。

 

そんな私の経験や、実体験に基づいて解説します。

 

 

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最近の甲子園の傾向3点

野球に詳しい方なら、最近の甲子園が
一昔前に比べてなんか変わってきたなと
感じるかと思います。

 

私も少し前から感じていたことですが、
今年の夏の甲子園を見ていて改めて思い
ました。

 

そんな、最近の甲子園の傾向について
下記3点にまとめました。

 

 

✔雪国の躍進
✔実力の拮抗
✔複数投手制の影響

 

 

それでは一つずつ説明していきます!

 

 

✔雪国の躍進

一昔前に比べると、東北地方や北信越などの
高校の躍進が目立ちます。

 

駒大苫小牧の全国制覇をスイッチに雪国でも
やれることが証明されました。

 

近年で見ても、金足農業の夏準優勝や、
敦賀気比の選抜優勝など、コンスタントに
結果を残しています。

 

一昔前では考えられなかったことですね。

 

こういった結果があると、地元の子がそこに
集まり、チーム力が強化されて、さらに良い
循環になります。

 

大谷選手みたいに地元志向が強まれば、
もっと面白くなると思いますよ!

 

 

✔実力の拮抗

私立だからといって公立に簡単には勝てない
時代となってきました。

ここ数十年は私立の全盛期でしたが、
高松商業や金足農業、今年の長崎商業など、
公立でもしっかりと結果を残しています。

 

これも様々な要因があると思いますが、
私の考えることは下記になります。

 

 

実力拮抗の要因
・ネットなどの野球情報の共有化
・野球塾などの普及による正しい技術指導
・相手に名前負けをしなくなった風潮
・指導者の交流
・指導者が勉強する機会の増
・体作りの正しい知識

 

 

ネットの普及で今まで、名門校や一部でしか
教えられていなかったこと、知らなかった
ことが、みんなが知れる時代となりました。

 

そういったことで、野球の技術や考え方
コンディショニングの知識がついて、今の
子ども達は地方でも色んな情報を持ち、
試したり、実践したりしています。

 

当然、指導者も同じで、様々な知識や戦術
練習メニューなどを勉強できる環境にあります。

 

こういった流れが、甲子園での実力拮抗の
要因と考えます。

 

 

✔複数投手制の影響

複数投手制が主流となって、私立と公立に
差がつくと言われていましたが、現時点では
そこまでの差はありません。

 

一人の大エースと心中する時代は終わり
私立、公立に関わらず複数投手で戦って
います。

 

私はむしろ、複数投手制の方が私立と公立の
実力差を埋めるのではないかなと思って
います。

 

複数投手にすると、後ろに行けばいくほど
力が落ちると言われますが、タイプの違う
投手を並べると、そうとは言えません。

 

目線をズラすだけで十分な効果がありますし
甲子園に出場するチーム力があるのであれば
堂々と戦えるなと今大会をみても感じました。

 

この複数投手制が今後の甲子園や高校野球の
カギを握ります。

 

 

これら以外の傾向は無いの?

これら以外の傾向は無いの?
思う人もいらっしゃると思います。

 

私が感じる傾向はこの3点を特に強く
感じたので、他もあるんでしょうが、
この3点になります。

 

結局、選手、指導者が得られる正しい情報
が広まったことも、こういったことに繋がって
いると思います。

 

また、以前に比べて地元志向も強まって
きているなと感じます。

 

ですので、結論この3つで大丈夫です!

 

 

これからの甲子園とは

今後の甲子園は、ますます私立と公立の
差が無くなり、実力伯仲の様相が進むと
感じます。

 

上記に述べた理由が主ですが、ネット社会が
もっと進んでオンラインでの講習会、実技指導
などが活発化するでしょう。

 

そうなると、地方にいても最新の考えや技術
に触れかれるようになり、より実力の平準化が
進みます。

 

そうなると逆に都会の強豪校にいって、
甲子園にいくより、地元の地方で甲子園に
行く方が賢い選択になり、そういった動きが
加速しそうです。

 

となると、強豪私立に今まできていたような
レベルの選手がいかずに、より平準化に
拍車がかかります。

 

今の高校サッカーのような感じですね!
どこにもチャンスがある群雄割拠の様相です。

 

 

まとめ:少年野球の元監督が見る最近の甲子園の傾向3点【実力拮抗の様相】

今回の振り返り、少年野球の元監督が見る
最近の甲子園の傾向3点は下記になります。

 

 

✔雪国の躍進
✔実力の拮抗
✔複数投手制の影響

 

 

名門校が、その名を轟かして勝ち上がる
傾向は今後少なくなるのかもしれません。

 

今年の横浜や大阪桐蔭の早々の敗退も
悲しい物がありました・・

 

今までは負けなかったような相手に負ける
ようになったんだなということです。
(名門の弱体化)

 

今後はこの流れも加速すると思うので
その辺りも思いながらみてもらうと面白い
かもしれません。

 

都会の名門校にいくだけが高校野球では
ないということです!!

 

 

というわけで今回は以上です。

 

 

この記事が少しでも少年野球関係者のため
なれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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