少年野球の元監督が思う焦り過ぎの野球界3選【今だけをみないこと】

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野球

野球界の早熟信仰が以前にも増して
加速していることを感じます。

 

少年野球から完璧、完成を求め右往左往
している保護者が多いようです。

 

ゴールはもっと先にみた方が選手も親も
良い野球人生を歩めそうな気がします。

 

今日はこの辺りを書いていきます。
ぜひ、最後までごらんください。

 

コロナもあって今は小休止ですが、コロナ
以前はすごく加熱していた感じがするな。
『少年野球から上手なこと、活躍することを
望み、盲目となる保護者が多い気がします。
その要因としては甲子園の盛り上がりの
加熱や、情報化社会、NPB Jr.トーナメントなど
いろいろな要因があると思うなぁ。』

 

 

◆焦り過ぎの要因
◆焦り過ぎのリスク
◆焦り過ぎのゴール

 

 

私の実体験を基にこういった疑問に答えます。

 

 

✔もくじ
1.焦り過ぎの野球界3選!
2.焦り過ぎについて

 

 

この記事を書いている私は小学校1年生から
野球を始め、中学、高校、草野球と第一線で
20年以上のキャリアになります。

 

また、少年野球のコーチ、監督も歴任し
少年野球についての経験・実績は十分です。

 

そんな私の経験や、実体験に基づいて解説します。

 

 

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焦り過ぎの野球界3選!

近年、情報化社会、甲子園の盛り上がり
などで、少年野球のうちから焦っている
保護者、選手が多いです。

 

小学生の時の能力、センス、実績で
将来までそれがそのままいくわけでは
ありません。

 

そんな焦り過ぎの野球界に対して、私なりの
見解を下記3点にまとめました。

 

 

✔早熟信仰
✔成長は人それぞれ
✔早熟だけが正ではない

 

 

それでは一つずつ説明していきます!

 

 

✔早熟信仰

以前にもまして、野球少年の早熟信仰が
高まっています。

 

NPB Jr.トーナメント、中学硬式、甲子園の注目度
のUPなどで、少年野球を取り巻く環境も
変わりつつあります。

 

結局、少年野球は体の早熟、神経の早熟が
どうしても有利な協議ですから、そういう子
にとっては、熱が入るのは分かります。

 

ただ、少年野球の時に目立って上手いからと
言って、そのまま成長するわけではありません。

 

ずっと世代のトップを走り続けるのは
その世代でもほんの数人。

 

大多数が遅咲きの選手ということを
忘れてはいけません。

 

 

そう考えると、早熟信仰も少しは
落ちつくのではないでしょうか。

 

 

✔成長は人それぞれ

以前の記事でも書きましたが、成長は
人それぞれなんです。

 

≫過去の参考記事↓↓

少年野球の元監督が教える、我が子の成長を焦らなくていい理由3選‼
少年野球の保護者の悩みの一つに、周りと 比べて劣っているのではないか!? 上級生になったらだいじょうぶかな!? というものがあると思います。 わが息子も、下級生の頃は目立って上手では ありませんでした。 ...

 

その子にあった成長曲線があるので、
そこを大事に、見守ることも重要です。

 

根詰めて、技術的なことを教えるより、
ある程度、体に見合った指導が大事かなと
思います。

 

特に少年野球のうちは、バッティングも
守備も基本は大事にしつつ、思い切り
やることが大事です。

 

少年野球のうちから、完璧を求めず
少々粗削り位で、伸びしろを次のステージに
残すのも大事な指導の一つです。

 

 

✔早熟だけが正ではない

少年野球のうちから目立ってチヤホヤ
されると本人も保護者も勘違いして
しまいます。

 

確かにその時点では上手いかもしれませんが
少年野球がすべてではありません。

 

早熟で、少年野球の時から活躍すのも
素晴らしいですが、今までの経験から
すると、少々粗削り位のほうが後から
楽しみです。

 

NPB Jr.トーナメントに選ばれた選手たちが
全員プロ野球選手になっているかといわれると
まったく違います。

 

毎年約200人ちょいの選りすぐりの精鋭たちが
選ばれますが、その中からNPBに進むのは
大体2~3人です。(年によりますが)

 

これが早熟に対する明確な答えでは
ないでしょうか。
(もちろん、NPBに入るだけが成功では
ありませんが一つの指標です)

 

NPBで活躍する選手も圧倒的に、中学以降に
頭角を現した選手が多いんです!

 

 

これら以外の焦り過ぎと思う尾ことは無いの?

これら以外の焦り過ぎと思うことは無いの?
と思う人もいらっしゃると思います。

 

私が一番言いたいことは、これら3選から、
早熟が確かに有利ですがその有利がずっとは
続かない、ということです。

 

野球は複雑なスポーツがゆえに体の早熟、
神経の早熟に有利に働きます。

 

しかし、そこに甘んじて天狗になると、
後々しっぺ返しがあります。
それらを踏まえて、この3選にしました。

 

ですので、結論この3つで大丈夫です!

 

 

焦り過ぎについて

情報化社会により、周りや他チームとの
比較が容易になり、焦る選手、保護者が
多くなっています。

 

他の選手や他チームとの比較も大事ですが、
それよりも自分自身を知る、ということも
もっと大事です。

 

今、自分の体は幼児期なのか、成長期に
入ったのか、その辺りを本人や保護者が
自覚して知るといいと思います。

 

そもそも、ドラクエでいうと冒険のスタート
からレベル3とレベル10が一緒にスタート
すれば、レベル10が強いのは当たり前です。

 

レベル3とレベル10を比較するより、
レベル3の中で腕を磨きましょう!

 

とりあえずのラスボス(高校3年)までに
体もできてから、周りと比較してもいいと
思います。

 

 

NPBで活躍する選手でも高校まで控えとか
2番手とか、結構いますから。

 

 

まとめ:少年野球の元監督が思う焦り過ぎの野球界3選【今だけをみないこと】

今回の振り返り、少年野球の元監督が思う
焦り過ぎの野球界3選は下記になります。

 

 

✔早熟信仰
✔成長は人それぞれ
✔早熟だけが正ではない

 

 

ライバルを持ったり、負けない気持ちは
当然大事ですが、それが焦りになると
少し違います。

 

人にはそれぞれ特徴があるので、みんなが
大谷選手になれるわけではありません。

 

ですので、必要以上の焦りは禁物です。
人は人、自分は自分として、今の自分に
できることを磨いていきましょう。

 

その結果、体が大きくなってパワーがついた
ときには、別の選手になれるかもしれません。

 

焦らずに、体の成長という自分のご褒美を
待ちましょう♪

 

早熟だけがいいわけではありませんよ!

 

 

というわけで今回は以上です。

 

 

この記事が少しでも少年野球関係者のため
なれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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