有機野菜とは?普通の野菜との違い【農水省JAS規格認定の野菜】

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教育

有機野菜ってよく聞くけど、普通の野菜と
どう違うの??と思われている方が多いと思います!

 

みなさんもなんとなくのイメージ(有機肥料で作った
野菜??)はあるでしょうが、具体的にこれが有機野菜
とハッキリと説明できないと思います。

 

そんな疑問をこの記事で解決できればと思います。

 

【この記事の信頼性】
私自身も空いた時間に親戚の農家を手伝い2年経ち
ました。有機栽培米の収穫にも成功し、最前線の
現場を熟知してます。

 

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有機野菜とは?

結論から書いていきます!
有機野菜とは下記の定義の野菜になります。

 

1.2年以上禁止された農薬や化学肥料を使用しない
2. 遺伝子組換え技術を使用しない
3.土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させる
4. 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減
農林水産省『生き物にやさしい日本を残したい「有機食品」っていいね!』より引用

 

※上記を満たし、第三者機関から認定
農水省JAS規格認定の有機野菜

 

抜粋っするとこの4項目になり、その中でも1と2の
2つを守ると他の項目もおのずと満たしますので
この2つが特に重要です。

 

 

それでは一つずつ生産現場の現状も交えつつ
解説していきましょう!

 

 

2年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用しない

注目ポイント
①2年という期間
②土づくりの時から関係

 

①ここで大事なことは2年以上というところですね。
2年以上空けると、以前の使用分がリセットされる
という事でしょう。

 

良くあるのが、新しく畑を借り、その方が育てて
からは農薬も化学肥料も使用していないので、
有機野菜となります。

 

しかし、実際は以前の方が使用していれば土壌に
残留していますので有機野菜とはなりません。
(第三者からの認定も必要ですが)

 

②ですが、種を植えてからではなく土づくりの時から
2年以上、農薬や化学肥料を使用していない畑で育ち

収穫された作物でないと有機野菜となりません。

 

あと、良くある勘違いですが、“禁止された”農薬や
化学肥料を使用しないという文言ですんので、逆に
言えばJAS認定の農薬や化学肥料は使用してOKです!

 

有機野菜=水と土だけで育った
ということではありません!!

 

本当は良い土と良い種であれば、土と水だけで
十分育つんですけどね!
(昨年、有機栽培米を育てました)

 

 

遺伝子組換え技術を使用しない

注目ポイント
①F1種のタネ
②在来種のタネ

 

ここが今一番ハードルが高い項目です。

 

市販の種はF1種と言って、その代限りで終わる
ようになっています。

 

次の世代の為に種を残しても、その種から芽が出ない
育っても実ができない、ように遺伝子操作されて
います。

 

考えただけで恐ろしいですが、そういう世の中に
なってしまったのです。

 

ですが、昔ながらの農家さんは在来種といって、
昔からその土地にあった作物を育てていて、自分達
で次の世代分の種取りまで行います。

 

元々、これが当たり前でした

 

代替わりする毎に、その土地に合うように少しずつ
進化し、より強く、より沢山の優秀な種を残して
いきます。

 

優秀な種になると作物自体の生命力が強いので多少の
天候不順ではビクともしません

 

しっかりと次世代に継承できる種が残る。
これが有機野菜の基準となる所以ですね、

 

 

土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させる

注目ポイント
①作物には適した土壌がある
②その土壌の強みを生かした生産

 

ここも一般的にはあまり知られていない部分ですね!

 

作物をの分類として、大きく、葉物、根物、実物
とに分けられます。

 

・葉物(キャベツ、白菜、レタスなど)
・根物(大根、人参、イモなど)
・実物(トマト、きゅうり、オクラなど)

 

それぞれに適した土壌というのがあり、分類や酒類に
よっても様々です。

 

わかりやすく説明すると〇〇の産地、などその作物に
特化した地域がありますが、まさにこれの事です。

 

その土壌に適した作物を育てると、手間もかからず
育てやすくなります☆

 

会社も農家もそうですが、強みを生かした方が
効率が良いと覆います。

 

〇〇が良いからと、適材適所でない作物を育てる
のは効率も悪いし、土壌環境にも良くないので
合ったものを育てましょうという事ですね。

 

その土壌に合っているという事は収穫量も上がるし
育ちやすいです。

 

 

農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減

注目ポイント
①循環農法
②作物からの土づくり

 

ですが、聞き慣れないかもしれませんが
下記のような事になります。

 

1.出荷できない野菜が出る
2.ニワトリにあげる
3.ニワトリが糞をする
4.その糞を土づくりに使う
5.その土でまた良い野菜ができる

 

1もそのまま廃棄すれば生ゴミになりますが、
ニワトリに与えることでエサとして循環します。

 

で、そのニワトリの糞も同じで堆肥として土づくり
に使うことで、循環します。

 

の作物からの土作りははどうしても作物を
作るうえで、いらない葉や不適合品が出ます。

 

それをトラクターで土と一緒に耕し土にすき込む
ことで、分解され再び土として活躍できます。

 

廃棄もせず、こうすることでゴミも減らせますし
良い土になっていきます。

 

ここでは循環農法というキーワードが当てはまり
ますね!

 

日本の三大栽培農法とオーガニック

では今まで普通に食べたていた野菜はどういった
分類になるのか、みていきましょう。

 

有機栽培:農薬や化学肥料を使わない
     遺伝子組み換え技術を使用しない
慣行栽培:農薬や化学肥料を使う
     (一般的な栽培方法)
特別栽培:上記2点にあてはまらない農法
     (農薬、化学肥料の使用量が規定の5割以下)

 

大半の方がスーパーや道の駅で野菜を買われていると
思いますので、観光栽培か特別栽培の野菜を食べて
います。

 

こう見ると、最低でも特別栽培の野菜を食べたい
ですよね。

 

特別栽培というカテゴリーは、『減農薬』などの
定義がない表記が禁止され、それらの有機栽培には
ならないけど、少しでも良い物を作っている農家さん
の為に作られたそうです。

 

日本の表記では、
有機JASマーク=有機野菜=オーガニックとなります。
(マークがない状態で表記すると法律違反)

 

有機JASマークが付いていれば、有機やオーガニック
の表記が使用できますので安心です。

 

◆日本ではオーガニック=有機野菜です

 

 

有機野菜まとめ

いかがでしたでしょうか??

 

有機野菜の定義をもう一度振り返りましょう!

 

1.2年以上禁止された農薬や化学肥料を使用しない
2. 遺伝子組換え技術を使用しない
3.土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させる
4. 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減
農林水産省『生き物にやさしい日本を残したい「有機食品」っていいね!』より引用

 

※上記を満たし、第三者機関から認定
農水省JAS規格認定の有機野菜

 

簡単に言うと、『2年以上禁止された農薬や化学肥料を
使用せず、遺伝子組み換えではない野菜』と覚えて
おけばバッチリです◎

 

食の安心安全って生きる上で最重要の項目です
ので、そこを大事にしていきたいですね!

 

そういう良い物を作ってくれている農家さん
応援していきましょう!

 

 

 

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