少年野球の元監督が思う無死一二塁の攻防【今後の野球界の重要局面】

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野球

野球界が珍しく統一したルールを適用
しました。
それが延長戦の特別ルール無死一二塁です。

 

今までは無死満塁でしたが、無死満塁は
意外に点数が入らないので、このルールに
なり、プロ以外の全カテゴリーに適用されました。
(国際試合も)

 

無死満塁で決着がつかず、早く終わらせたい
意図とは裏腹に長引く場面を何度も見てきました。

 

要するに時間短縮の為に取り入れられた
ルールになります!!

 

今後、この無死一二塁を制するチームが
接戦に強くしぶとく勝ち上がって行くと
思います。

 

そんな今の野球事情を考察していきます!
是非、最後までご覧ください。

 

 

 

野球界の特別ルールが無死一二塁に変わって
守り方や、攻め方の攻防が面白そう!
「少年野球から国際大会までの特別ルールが
無死一二塁に統一されて、色々な作戦や
攻め方、守り方の攻防が面白くなったね1
こういった内容を知っておくと、特別ルールの
見方も変わるし、詳しく知っておきたいな。」

 

 

◆少年野球の特別ルールの攻防について知りたい人
◆無死一二塁の攻め方や守り方を知りたい
◆無死一二塁の監督の考えやアドバイスとは

 

私の実体験を基にこういった疑問に答えます。

 

✔もくじ
1.無死一二塁の攻防とは
2.無死一二塁の攻防の詳細解説

 

この記事を書いている私は小学校1年生から
野球を始め、中学、高校、草野球と第一線で
20年以上のキャリアになります。

 

また、少年野球のコーチ、監督も歴任し
少年野球についての経験・実績は十分です。

 

そんな私の経験や、実体験に

基づいて解説します。

 

 

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無死一二塁の攻防とは

 

アマチュア野球界の全てのカテゴリーで
採用された特別ルールからの無死一二塁。

 

今までは無死満塁でしたが、無死満塁では
なかなか決着がつかず、無死一二塁に
変更されました。

 

採用された一番の要因は試合時間の短縮です。
ここが野球界最大の課題となっており、そこを
少しでも解決するための採用でした。

 

国際大会でも採用されているということは
国際的に見ても同じように野球は長いと
思われているということでしょう。

 

実際、無視一二塁になると、私が見ている
ほとんどの試合で延長1回の攻防で決着が
ついています。

 

無死満塁ですと、打順にもよりますが、先頭
打者にはノーサインで打たせて、結果的に0点
するというパターンが多かったです。

 

しかし、無死一二塁だと先頭打者は、余程の
中心バッターではない限り、送ることが求め
られるので、仕事が明確化されます。

 

で、一死二三塁になったら、どこかで仕掛ける
というのがセオリーですので、より試合が動き
やすくなりました。

 

そういったことで、決着もつきやすく
なりましたね!

 

 

無死一二塁の攻防の詳細解説

 

それでは、ここでは具体的な攻防を
お話していきたいと思います。

 

✔攻め方
✔守り方
✔その他

 

この3つに分けてわかりやすく
話していきます。

 

無死一二塁のセオリーは送りバントで
その送りバントをどう処理するかが
とうというのが最大の焦点です。

 

では無死一二塁の攻防を詳しく見て
いきましょう!

 

 

✔攻め方

無死一二塁の攻め方としてはやはり送り
バントが鉄則ですがそれ以外に作戦が
無いわけではありません

 

無死一二塁の攻め方は下記になります。

 

✔バント(送り・セフティー)
✔エンドラン
✔ダブルスチール

 

この3つがセオリーとして代表的な3つです。
一つずつ解説していきます。

 

 

✔バント(送り・セフティー)

大鉄板の作戦でおそらく9割がこの
バントになるかと思います。

 

確実にランナーを進めることが大事なるので
実はバントする側にもプレッシャーは相当
かかります。

 

一番確実なバントはサードに取らせる強い
バントです。

 

ピッチャーのフィールディングが良いとサード
でアウトになりますので、サード前が鉄則です。

 

ファーストのチャージが甘ければファースト前
でもいいですが、チャージしてくるので、
威圧感はあります。

 

 

チャージが凄い時は審判に確認するか
ファースト目掛けて打つのも一つの手です。

 

 

✔エンドラン

守備側は思い切りバントシフトの体系に
なっているので、逆にエンドランも
面白いです。

 

ヒットゾーンが広がっており、守備側も
バントだろうなぁという思いで守っています
ので、しっかりとした準備ができていない
ことが多いです!

 

上手くいけば無死満塁、もしくは1点。
最悪でも転がせば一死二三塁は作れる
可能性は高いです。

 

走ったことにより、よりヒットゾーンが
拡がるのでバントが不安な打者や二塁走者
の足に自信がある場合は有効です。

 

 

✔ダブルスチール

これは二塁走者に絶対の自信がある場合や
一死を取られたあとが多いです。

 

私も、特別ルールではなく、試合の中で
一死一二塁ができたときは、走者との
兼ね合いで狙っていました

 

当然、ただ単に走らせるのではなく、
偽装セフティーを絡めていました

 

走者が少し遅れてスタートし、バッターは
セフティーと見せかけてわざと空振り
します。

 

するとかなりの確率でサードがセフティー
の警戒で前に出てきますので、サードベース
が空きます。

 

これで結構、一死二三塁を作ってきました!

 

コツはサードがセフティーの構えで前に出てくる
反応をするかと、二塁走者はサードの目が
走者から目が切れた時点でスタートすることです。

 

 

しっかり練習でやり込むと、少年野球でも
確実にやれますよ。

 

 

✔守り方

守り方は、攻め方の作戦を頭に全て入れて
準備したうえで備えないと、思わぬピンチを
招いてしまいます。

 

守備側も下記3つの作戦の防ぎ方を頭に
入れて守っておく必要があります。

 

✔バント(送り・セフティー)
✔エンドラン
✔ダブルスチール

 

それでは一つずつ解説していきます。

 

 

✔バント(送り・セフティー)

最大の警戒は打者を出塁させないことです。

 

走者を進められることは最低限仕方ないので
打者走者を出してピンチを拡大させないことが
一番大事です。

 

足に自信のある選手は、必ずサード前の
セフティーを狙ってくるので、そこは最大限
ピッチャーのフィールディングで防ぎたいです。

 

無死一二塁の特別ルールが採用されてから
ピッチャーのフィールディングがより重要に
なってきました

 

フィールディングが良いピッチャーであれば
サードはベースの意識を強く持てますし、
余程強い打球でなければピッチャーがさばいて
くれます。

 

ピッチャーが捕るということはサードで
アウトを取れる可能性も高くなるので、
ピッチャーのフィールディングを鍛える
ことで、無死一二塁は楽に守れます。

 

守りで大事なことは、バントと決めて
油断しないことです。強い相手はその
隙を見逃さず作戦を変えてきますよ!

 

 

✔エンドラン

打者が信頼できる場合や、守備側に隙が
ある時に仕掛けからやすい作戦になります。

 

エンドランを決められると一気に形勢逆転
するので、気が抜けません。

 

守備側が極端なバントシフトや、二塁走者
へのケアが甘かったりすると、仕掛けて
きます。

 

相手はリスクを低く、チャンスを最大化
したいですから、常に色々な作戦を頭に
入れて守りましょう!

 

声かけも大事になってきます。

 

 

✔ダブルスチール

これを決められると、一気に流れが相手に
いきますので、これだけは決められないよう
に二塁走者を厳しくチェックしましょう。

 

攻撃側はアウトをあげたくありませんから
まずはこの作戦が可能か考えます。

 

なるべくアウトをあげなくて良い作戦から
優先して探ります。

 

ダブルスチール、セフティー、送りバント
といった感じですね。

 

攻撃側としては最低が送りバントで最高は
ダブルスチールです。

 

 

ですので、守備側としてはダブルスチール
だけは阻止したいので、ショートの牽制への
意識がより重要です。

 

 

✔その他

これら意外にも作戦ってたくさんあります。

 

思いつく代表的な作戦は下記になります。

 

✔走者のトリックプレー(攻撃)
✔ピックオフ(守備)
✔満塁策(守備)

 

これらの可能性も攻守両面で頭に
入れておかないと、ポッと仕掛けられた
時に慌てなくてはいけません!

 

走者のトリックプレーも二塁走者、一塁
走者それぞれの場合もあります。

 

大事なことは二塁走者優先ということと
キャッチャーからの二塁へのけん制は
簡単に投げない!!です。

 

ピックオフにしても、守備がベースを
離れたからといって油断しない!

 

こういったことを事前に頭に入れておく
だけで、予防になります!

 

 

まとめ:■少年野球の元監督が思う無死一二塁の攻防【今後の野球界の重要局面】

今回は野球界の特別ルール無死一二塁に
ついて、指導者目線から話をしました。

 

無死一二塁の攻防は下記の3点が中心に
なります。

 

✔バント(送り・セフティー)
✔エンドラン
✔ダブルスチール

 

 

これらを中心に、その他も含めた中で
その時の打順や相手投手、チームの戦術に
あわせて攻守においてベストな選択
求められます。

 

無死一二塁の攻防って、結果的に送りバント
って場合が多いですが、その裏ではこの
ような葛藤や、探り合いが行われている
んです!

 

 

野球って1球をめぐる攻防だけなのに
奥深いですよね!

 

 

というわけで今回は以上です。

 

 

この記事が少しでも少年野球関係者のために
なれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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